org-mode とは emacs 付属の軽量マークアップ言語で、 markdown や ReStructuredText の親戚にあたる。
このページには org-mode の基本的な機能をまとめた。
リンク
これは [[https://www.google.co.jp/][リンク]] です
と書くと
これは リンク です。
となる。
リンクを挿入するコマンドとして C-c C-l
(org-insert-link
) がある。
ウェブのリンクだけではなく画像のリンクなども同じように貼れる
表
| x | y |
|--------|
| 1 | 1 |
| 2 | 4 |
| 3 | 9 |
と書くと
x | y |
---|---|
1 | 1 |
2 | 4 |
3 | 9 |
となる。
emacs の org-mode エディタには表を編集する機能があり、 “|” を書いてから Tab
でいい感じに表をアラインできる。
文字の装飾
通常のテキスト \\
+打ち消し線+ \\
_下線_ \\
*太字* \\
/斜体/ \\
~source code~ \\
と書くと
通常のテキスト
打ち消し線
下線
太字
斜体
source code
となる。
LaTeX
数式 \(e = mc^{2}\) を含んだ文章
とかくと
数式 \(e = mc^{2}\) を含んだ文章
となる。
中央寄せするには
\[ y = f(x) \]
とすれば
\[ y = f(x) \]
となる。
この他に align, array, matrix などの LaTeX の環境も使える。
この場合は \[ ... \]
で環境を囲む必要はなく、
テキスト中に begin{env} ... end{env}
といきなり書いても LaTeX のコードだと認識される。
文章中の LaTeX コードは C-c C-x C-l
(org-toggle-latex-fragment
) で画像に変換できる。
箇条書き
- 項目1
項目1の説明
- 項目2
項目3の説明
- 項目3
項目3の説明
と書くと
項目1
項目1の説明
項目2
項目3の説明
項目3
項目3の説明
となる。
ソースコード
#+BEGIN_SRC python
def fact(n):
if n == 0:
return 1
else:
return n * fact(n - 1)
# 6! を出力する
print(fact(6))
#+END_SRC
と書くと
def fact(n):
if n == 0:
return 1
else:
return n * fact(n - 1)
# 6! を出力する
print(fact(6))
となる。
org-src-fontify-natively
を t
にすればエディタ上でもシンタックスハイライトが行われる。
また C-c '
(org-edit-special
) で言語にあったメジャーモードを使ってソースコードを編集できる。